皆さんこんにちは、ジェイソンです。日本で英語を教えるようになってから、学生や生徒たちが様々な困難に直面していることに気づきます。一方で、それらの困難を克服するための有効な学習法やアプローチもたくさん存在します。今日は、そんな中でも特に有効な「古くて新しいアプローチ」についてお話ししようと思います。
この「古くて新しいアプローチ」とは何かというと、それは「内容中心の学習」（Content Based Instruction）や「タスクベースの学習」（Task-Based Learning）と呼ばれる教育方針のことです。これらのアプローチは、言語学習者が単に文法や語彙を暗記するのではなく、特定のコンテンツやタスクを通じて英語を学ぶことを重視します。
内容中心の学習は、言語学習者が関心のあるトピックや文章を選び、その内容を理解し、それについて英語で話す力を養うアプローチです。例えば映画や音楽、科学、スポーツなど、学習者が興味を持つエリアに焦点を当てる事ができます。これにより、学習者は自分の興味を追求しながら語彙力を増やし、リーディングやライティングのスキルを上げることができます。
一方、タスクベースの学習は、学習者が英語を実際に使用する状況やタスクを元に学習を進めるアプローチです。例えば、レストランで注文するための英語や、電話でアポイントメントを取る英語など、実際に使える英語を学びます。これにより、学習者は実践的な英会話スキルを獲得し、自信を持って英語を話せるようになります。
これらのアプローチは、「言語学習＝文法や語彙の暗記」という古い観念を打ち破り、学習者が実際に英語を使うことを重視した新しい観念を提供します。特に日本においては、これらのアプローチがまだまだ新しいものとして捉えられがちです。しかし、私が15年以上にわたり英語学習者を指導してきた経験からいえば、これらのアプローチは非常に効果的です。興味を持ったトピックや実際に使えるタスクを通じて英語を学ぶことで、学習者は英語に対する恐怖心を克服し、自信を持つことができるようになるのです。
これからあなたが英語学習を進めていくなかで、常に中心に置いてほしいのは「英語はコミュニケーションの手段である」ということです。そして、そのコミュニケーションを成功させるためには、自分が興味を持つ内容を通じて、また実際に使える形で英語を学ぶことが非常に重要なのです。
皆さんが英語学習において新たな一歩を踏み出す際の参考になれば幸いです。今後も「English Insights」では、各種英語学習法やリソースをご紹介し、あなたの英語学習をしっかりとサポートしていきます。ずっと追いつけないと思っていた英語学習も、新しいアプローチを取り入れることで、一気に楽しくなるかもしれません。挑戦する勇気をもって進んでください。
次回の更新もお楽しみに。ジェイソンでした。
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